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第25回月例展 杉村広太郎(楚人冠)  

今夕、やっと明日から始まる月例展の準備が整いました。

第25回月例展 熊楠とゆかりの人びと 第8回
杉村 広太郎(楚人冠)

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何か今年度は気色悪いほど、すべてが好転しているというか。。。。。

以前から決まっていたのです。この時期に杉村展をして3月から特別企画展で「南方熊楠と牟婁新報」をするということが。

そんな折、突然、三重県の御浜町の方から、「引作(阿田和)の大クス」の大枝の寄贈の話がありまして。

引作の大クスは、「大クスが危ない」という牟婁新報の記事を読んだ熊楠が、大クスを守るため、杉村と柳田に手紙を送っているのです。この2人はジャーナリスト、国の官僚という立場から、熊楠の要請に応えます。そして今まで守られてきたのです。それが、平成19年に、5本の大枝のうち1本が折れ、その一部が顕彰館に寄贈されたのです。

なんか不気味なほど、うまいこといっている感じがしません?

大クスの大枝は現在研磨中で、顕彰館にないのですが、樹皮を展示します。

楚人冠は和歌山市生まれで、熊楠と同じ雄小学校(現雄湊小学校)に通っていました。松下幸之助も通っていたようです。(すごい小学校ですね)
熊楠より5歳年下で、アメリカ遊学前からの知り合いでした。
東京朝日新聞社に入社し、記者部、記事審査部の設置、縮刷版の発行アサヒグラフの創刊にもかかわった人物です。
晩年は千葉県我孫子市に住み、そこで永眠しました。

千葉県我孫子市では、現在、杉村楚人冠邸を買い取り整備しており、23年度から一般公開するようです。今回の月例展は小規模なものですが、杉村邸が公開されれば、大規模な特別企画展を計画したいと考えています。






【くまちゃん】

by kumagusu-m | 2010-01-22 19:17 | 展示・イベント

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