スサノヲの到来 -いのち、いかり、いのり展  

関東・東北・北海道の皆様へ

南方熊楠顕彰館資料が、足利市立美術館、DIC川村記念美術館、北海道立函館美術館、山寺芭蕉記念館、渋谷区立松濤美術館で開催される「スサノヲの到来 -いのち、いかり、いのり展」で展示されます。
東北・北海道で資料が展示されるのは初めてです。
貸し出した資料は、算術簿、多屋たか宛・葉書(ロンドン戯画)、日記、川村竹治宛・封書、松村任三宛・封書(南方二書)、南方二書(活字本)、十二支考腹稿等です。

予定
足利市立美術館 2014.10.18~12.23
DIC川村記念美術館 2015.1.24~3.22
北海道立函館美術館 2015.4.11~5.24
山寺芭蕉記念館 2015.6.4~7.21
渋谷区立松濤美術館 2015.8.8~9.21
※上記日程は予定です。詳細はそれぞれの美術館にお問い合わせください。

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 大地を揺るがし草木を枯らす荒ぶる魂と和歌の始祖としての繊細な美意識を兼ねもつスサノヲ。スサノヲは、天災として想起されますが、漂泊め押であり、既存のものを原点にもどし、新しい世界を開くはたらきをもっています。見落としてはならない点は、何が大事かを気づかせる喚起力と、事態を反転する起爆力、そして何よりも芸術家に霊感をあたえるそのカです。
 本展は、縄文時代から現代にいたるおよそ5000年にわたり現われたスサノヲ的な表象をたどることによって日本人の深層に迫るものです。いのちの与奪を司る縄文の神のすがたは、現代のh作品にも共鳴し、スサノヲの到来を予感させます。また、和歌の始祖としてのスサノヲのはたらきにもとづく文学や芸能、西行や芭蕉、円空らを通して、うたとさすらいにより成就される祈りや表現を探ります。それとともに、異界を探求した平田篤胤によって提唱された幽冥界を訪ね、その根底に介在するスサノヲと、篤胤の危機意穀を考察します。さらには、如のちの文脈から鋭い文明批判を実践した田中正造、南方熊楠、時代と自身の危機をスサノヲにより乗り越えた折口信夫の生きざまを紹介し、彼らを衝き動かした清らかないかりのみなもとを探求します。
 スサノヲは危機的状況下や時代の変換期にその都度、想起されてきました。大きな曲がり角を迎えた現代にあって、私たちの深層からスサノヲは再び語りかけてくることでしょう。
足利市立美術館展示リーフレットより】






【くまちゃん】
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by kumagusu-m | 2014-10-15 16:28 | 関連展示・イベント | Comments(2)

Commented by momo次郎さん at 2014-10-15 22:21 x
南方先生の貴重な資料が国立科学博物館以外等で巡回展示されるのは楽しみです。この巡回展の出品者の一人、画家の橋本倫さんは、神奈川県で初めてカキノミタケの標本を採集した人でもあり、南方先生を物凄く尊敬している、菌類研究のキャリアもある人ですよ。何かの縁かもしれませんね。
Commented by kumagusu-m at 2014-10-22 17:23
momo次郎さん、橋本倫さんは初めてお聞きしました。機会があれば私も行きたいです。行くとしたら、やはり小畔四郎にゆかりのある函館かな。

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