シンポジウム 南方熊楠と妻木直良
2008年 07月 25日
龍谷大学で行われている『南方熊楠と仏教展』の関連イベント『シンポジウム 南方熊楠と妻木直良』に行ってきました。
資料を追加していました。
今まで注目されていなかった熊楠と妻木直良の交流についてのシンポジウムでした。
熊楠は直良に対し、粘菌の生活誌が仏教の生死観と符合することを、熱心にかたっており、熊楠は直良を土宜法龍を引き継ぐ者として考えていたのではないか。
年長者の土宜法龍にはオオバカヤロウとか突っかかっていたが、年下の妻木にはゆとりをもって接している。熊楠は年下に弱い。
昭和6年8月20日付岩田準一宛熊楠書簡「その冷雲師の孫に陸軍大学教授たりし日本第一の道教研究者妻木直良師あり。」とあるが「陸軍大学」教授は、熊楠がリュウダイ(龍谷大学)をリクダイと聞き間違えたのではないか。
といった内容のものでした。
熊楠の霊魂論についても説明がありました。
9月には南方熊楠顕彰館で「月例展 妻木直良」を開催します。乞うご期待!!
【くまちゃん】
by kumagusu-m | 2008-07-25 13:26 | 関連展示・イベント