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12/22 関連講座 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」 青山  

2016年12月22日 
青山ブックセンターで田村先生の講座があります。

関連講座 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」
石川直樹 × 田村義也と冒険する
南方熊楠が愛した熊野
~ゆかりの地から熊楠の叡智を探る

2016年最後の「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」は、12月17日より水戸芸術館現代美術ギャラリーで大規模個展「この星の光の地図を写す」を開催する、写真家の石川直樹さんをゲストにお迎えします。

「熊野の天地は日本の本州にありながら和歌山などとは別天地で、蒙昧といえば、蒙昧、しかしその蒙昧なるがその地の科学上きわめて尊かりし所以で、小生はそれより今に熊野に止まり、おびただしく生物学上の発見をなし申し候(「履歴書」より)」

今も尚、聖地として、尊ばれ、愛されている熊野ですが、この言葉からもわかるように、熊楠にとっても特別で大切な場所でした。熊楠は、自然の力を敏感に感じ取り、もはや自然と一体化しながら生きた、森羅万象の冒険者であるといえるでしょう。

石川直樹さんもまた、日本、そして世界中を旅して、自然、そして人と人の営みを写真に撮り続けている冒険者であり、熊野に魅せられている一人です。そんな石川さんが一貫して関心を寄せているのは人類学や民俗学、そして「辺境」、生きるための「技術」と「叡智」です。熊楠もまた、世間からあまり日を当てられない粘菌に心を奪われ、民俗学に強い興味を抱き、叡智に溢れていました。2人の関心は同じ方向を向き、2人の視線は重なっているようです。

熊楠が生き、愛した地、そして関心を寄せた学問には、熊楠を考えるヒントがたくさんあるはずです。

今回は、石川直樹さんと田村義也さんとともに、熊野をはじめ、熊楠が生きた場所や環境の歴史と民俗、そして彼が愛した自然を学ぶとともに、石川さんの冒険、そして人類学や民俗学への関心についてお話いただくことで、熊楠の視線の先を見つめ、彼のメッセージを読み解き、叡智の源を考えていきます。

日程:2016年12月22日 (木)
時間:19:00~21:00
開場:18:30
料金:2,160円(税込)
定員:50名
会場:青山ブックセンター本店内 小教室
   (東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

お申込・お問合せ先
青山ブックスクール
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp
◯青山ブックセンターホームページ

# by kumagusu-m | 2016-12-08 09:27 | お知らせ

関連講座 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」 青山  全5回  

青山ブックセンターで田村先生の講座があります。


関連講座 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」
田村義也から学ぶ南方熊楠
~生命力あふれる人生をたどる

●カリキュラム/日程

第1回
11月17日(木)
海外で人となる:和歌山・東京・アナーバー・ロンドン

第2回
12月15日(木)
南方曼荼羅の発生:那智山

第3回
2017年1月19日(木)
動物の神々への感謝:神社合祀反対運動とエコロジー

第4回
2月9日(木)
野の遺賢と日本の学界:『郷土研究』『太陽』と隠花植物研究

第5回
3月9日(木)
人となれば自在ならず、自在なれば人とならず:南方熊楠の生涯のまとめ



「南方熊楠が気になる」
「熊楠にもっと近づきたい」
「南方熊楠の人生や思想には何だかヒントがたくさんありそう」
そんな方にぜひご受講いただきたい講座です。

2016年2月から開催中のシリーズ企画「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」。
これまで、さまざまなゲストを迎えて、いろいろな視点から熊楠を見つめてきましたが、今回は、連続講座でじっくりと、南方熊楠の人生を辿ります。講師は、南方熊楠顕彰会理事の田村義也さんです。

「なかんずく予は熊と楠の二字を楠神より授かったので、四歳で重病の時、家人に負われて父に伴われ、未明から楠神へ詣ったのをありありと今も眼前に見る。また楠の樹を見るごとに口にいうべからざる特殊の感じを発する」(『南方熊楠全集』三巻より)。

熊楠の名は、和歌山県海南市にある藤白神社にある樹齢800年を越える大楠と、熊野権現にちなんで授けられました。まさに南方熊楠は幼少期からこの世を去るまで、大楠のような生命力みなぎる人生を歩み、生涯、自然を愛し、森を守り、森羅万象に挑み続けました。

今回の講義では、熊楠が遺した資料をたくさん見ながら、彼の人生を時系列に学び、熊楠の足跡を辿ることで、「南方熊楠」の素顔に迫ります。きっと人生の節々に、熊楠の思想や哲学、夢を解き明かすヒントがたくさん隠されていることでしょう。
さらに、熊楠研究の最前線、そして舞台裏についてもお話いただき、現在の南方熊楠についても知っていただく機会にしたいと思います。

ぜひ、田村さんのお話を通じて、熊楠に会いに行きましょう!


田村義也さんからメッセージ

南方熊楠とは、どんなひとだったのでしょうか。
最近10年間に、南方熊楠がどんな人であったか、その印象は大きくかわりました。かつて、南方熊楠は、名前だけはよく知られていましたが、どういう人でなにをしたのか、よくわからない人でした。彼の活動が多彩に過ぎ、残した業績にまとまりがなかったことも理由のひとつですが、人柄やふるまいのうちの、眼を惹きやすい奇矯な面ばかりが話題になり、博識の畸人・変人という固定観念以上の関心を持たれなかった面もあるようです。南方熊楠は、読まれることの少ない巨人でした。
南方の残した資料の調査が始まったのは、平成年間になってからです。蔵書目録と資料目録が公刊されたのが、いまから10年前のことでした。その後、南方の人生と業績の見直しが急速に進んで、虚構の伝説ではない等身大の南方熊楠像がだんだんと見えるようになってきています。生誕150周年を来年に控えて、最新の研究成果から見えてきた新しい南方熊楠の姿をご紹介します。

日程:全5回 2016年11月17日 (木) 〜 2017年3月9日 (木)
時間:19:00~21:00
開場:18:30
料金:13,500円(税込)
定員:45名
会場:青山ブックセンター本店内 小教室
   (東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

お申込・お問合せ先
青山ブックスクール
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp
青山ブックセンターホームページ









【くまちゃん】

# by kumagusu-m | 2016-10-13 20:57 | 展示・イベント

オリジナルマスキングテープ販売開始!!  

2016年度オリジナルグッズ第一弾
オリジナルマスキングテープの販売を開始します。

オリジナルマスキングテープ販売開始!!_b0138370_18191523.jpg


熊楠が描いた変形菌と猫のマスキングテープです。
幅24mm、長さ15mで各500円。

ご購入方法はこちら





【くまちゃん】

# by kumagusu-m | 2016-10-13 18:20 | お知らせ

関連講座 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」 10/29 青山   

青山ブックセンターで7回目のトークイベントがあります。

関連講座 「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」
偉人?巨人?超人?
南方熊楠はどのように語られてきたか
―《本のタイトル・帯・紹介文》から迫る熊楠の「枕詞」と時代が求めた熊楠像―

てんぎゃん(天狗さん)、 博覧強記、超人、超脳力者、奇想天外な巨人、在野の学者、博物学者、先駆的エコロジスト、自由人、世界に認められた在野の学者、学際的博覧強記を誇る天才、時代の枠を越えた巨人、大怪人、不思議探究家、自由のたびびと、こどもの心をもちつづけた学問の巨人、世界に通じた偉大な学者、謎の天才学者、自然保護運動の先駆者、奇人、人間博物館・・・

これらは南方熊楠につけられた、あだ名や枕詞、キャッチコピーです。
実にさまざまな言葉で語られてきたことが分かります。

それもそのはず、粘菌、きのこ、密教、妖怪、民俗学、エコロジー、セクソロジー・・・など、とどまるところを知らない好奇心と、多岐にわたる研究活動、そしてたくさんの功績を遺した熊楠を一言でこんな人だったと言い表すのは難しいかもしれません。さらに、南方熊楠を語る言葉や視点、研究の切口は各時代の流行や状況と密接に関係し、その時代が求めた熊楠像がさまざまな形で語られてきたようです。
では、南方熊楠は時代によって、どのように語られてきたのでしょうか。
時代は、熊楠に何を求め、何を見出そうとしていたのでしょうか。
そして、南方熊楠の枕詞から日本のどのような歴史や心理が見えてくるのでしょうか。

第7回目を迎える、今回の「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」では、熊楠の死後から現在にいたるまでに刊行された熊楠に関する「本」のタイトルや帯文、紹介文を中心に、熊楠がどの時代にどのような言葉で語られ、どのような視線を向けられてきたのかを整理し、熊楠と時代の関係を通史でたどりながら、南方熊楠の虚像、理想像、実像を学びます。

講師は、『南方熊楠-日本人の可能性の極限』(中公新書)の著者で、龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員の唐澤太輔さん、そして南方熊楠顕彰会理事の田村義也さんです。南方熊楠研究の最前線に立たれているお2人から、今後の熊楠研究について、さらに熊楠論の新しい展開として、アートとのつながりについてもお話いただきます(アートホステルkumagusuku等)。

みなさんにとっての、南方熊楠はどんな人物でしょうか?
ぜひ、本レクチャーを通じて、自分にとっての南方熊楠を探してみてください。

日程:2016年10月29日 (土)
時間:18:00~20:00
開場:17:30
料金:2,700円(税込)
定員:45名
会場:青山ブックセンター本店内 小教室
   (東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

お申込・お問合せ先
青山ブックスクール
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp
◯青山ブックセンターホームページ

# by kumagusu-m | 2016-10-01 12:55 | 関連展示・イベント

熊楠 in たな博 2016.10.10  

顕彰館が休館日の10月10日、和歌山県立情報交流センターBIGーUで開催される「たな博」にブースを開設します。
熊楠 in たな博 2016.10.10_b0138370_19531042.jpg


田辺の魅力再発見をテーマに開催される「たな博」に「くまぐす館」を開設します。

日時/10月10日(月・祝) 10-16時
場所/和歌山県立情報交流センター BIGーU
   和歌山県田辺市新庄町3353-9

内容
・パネル展示「世界的博物学者南方熊楠」
 Q&A方式で簡単に説明しています。
・くまぐす文庫 
 児童書、漫画などを用意しています。
・ビデオ上映


顕彰館は10月10日(月)、11日(火)は定例休館日となっています。




【くまちゃん】

# by kumagusu-m | 2016-09-29 19:54 | 展示・イベント